RedCapについて

REDCap(Research Electronic Data Capture)とは、米国Vanderbilt大学が開発したEDC(Electronic Data Capture)と呼ばれる臨床データを電子的に収集するシステムであり、医師・看護師などIT専門家でなくとも誰でもWEB上でデータベースの構築と管理ができ、多施設からデータを簡単安全に集積できるシステムです。
アカデミック医学研究では世界標準の臨床研究支援ツールとして利用されています。 琉球大学病院は、Vanderbilt大学と正式にライセンス契約を締結し、システムの使用権が許諾され、琉球大学病院の皆様にご使用していただくことが可能になりました。
琉球大学病院が主体である多施設共同研究については学外の方も利用することができます。
ページ最下部のバナーより、琉球大学REDCapへアクセスできます。ぜひご利用ください。
臨床研究で利用する
学内LAN上のREDCapを使用して、臨床研究のデータを収集するために使用します。外部インターネット環境にも接続されていますので、多施設共同研究で、外部の施設からデータを入力する事が可能です。
研究目的だけでなく、お試しでの利用や、講義や利用トレーニング目的で利用する事も可能です。
また、REDCapのサーベイ(アンケート)機能を利用して、各種利用申請やセミナー受付などの業務効率化のためのシステムを構築する事が可能です。
電子カルテネットワーク内で利用する
電子カルテと同じネットワーク上でREDCapを利用します。この場合は、臨床研究のデータを収集する目的では利用できませんが、過去の診療データを、診療の振り返りの為に保存したり、診療科内で手術に関するデータを蓄積したりする目的で使用する事が可能です。2025年4月からは、電子カルテ内のデータが、FHIR*形式で保存されるようになりました。REDCap内に作成したプロジェクトに、FHIR形式のデータを取り込む機能により、電子カルテ内の欲しいデータをこれまでより簡単に収集、閲覧する事が出来ます。電子カルテN/W上のREDCapは、院外からのアクセス、メールの送受信などは行えません。
*Fast Healthcare Interoperability Resources
